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なぜマンネリに関する研修相談が増えているのか

このところ、仕事のマンネリ化に関する相談を受けることが増えました。マンネリ化に関する相談は以前からありましたが、顕著な増加傾向がみられます。

マンネリ化に関する相談はエンゲージメントサーベイによって増えた

相談が増えている理由は明確です。「見える化」によるものです。昨今、人的資本経営の文脈で、各所でエンゲージメントサーベイなどがなされ、その調査結果に対応していく流れが生まれました。その結果、マンネリによってエンゲージメントが低下していることが見える化されてしまった。数値化されておらず、みんなが「なんとなくまずいよね」であれば、手を打たなくてもよかったものが、調査して見えるようになったことでやらなければならなくなった。そういう類のものでしょう。

相談の二大トレンドは「ゆるい職場」と「ルーチン」

マンネリに悩む職場があるとした場合に、みなさまであればどんな手を打つでしょうか。私たちのところに寄せられる相談は、はじめは「モチベーションをあげてほしい」という言葉が多いように思います。その後、色々と伺っていくともう少し深堀されていきます。

マンネリ化には大きく二つの傾向があります。一つは最近の「ゆるい職場」に関連するもの、もう一つは昔からある同じことの繰り返し、「ルーチン」の退屈さによるものです。「ゆるい職場」については、「会社が全て整えてくれることによって、挑戦ができない。成長できなくて不安だ。」といったものです。それが心地よい人もいれば、心地よくない人もいるのです。次に、「ルーチン」は、ルートセールスや製造現場など、定型的な業務の割合の多い仕事に従事している職場の問題としてご相談があがってきます。 ルーチンが好きという人もいますし、ルーチンだからその仕事を選んでいる人もいるので、一概に悪いとは言えないのですが、「キャリアオーナーシップ」を持つべきという考え方が普及すると、これまでは当たり前だったことにギャップが生まれます。正確にいうと、ギャップが創られます。教育をすることで、これまでは何の疑問も持たなかったことに不安を感じることもあるのです。

この両者とも、煎じ詰めると「キャリア」や「成長」と関連してきます。今回は後者の「ルーチン」について扱います。

「ルーチン」は実は解決困難課題

私たちは「モチベーションマジック」というモチベーションという名を冠する研修を提供しています。なので、ウェブサイトで見つけて、モチベーションマジックを導入すればモチベーションが上がるだろうと考える方が多いのかもしれません。ただ、私たちは、本サービスをリリースしたときから、急な環境変化や多様性に直面した際や理想と現実のギャップに直面した際には、この手法は有効だが「ルーチン」には利きにくいということをスライドにいれていました。研修は、栄養ドリンクや気付け薬のようなものではありません。栄養ドリンクや気付け薬は、その効果がなくなったら繰り返し摂取しなければならないのです。よくある自己啓発セミナーがそうした栄養ドリンクに該当すると思いますが、私たちはそれに繰り返しお金を払うのはもったいないと感じます。だから、考え方を変えることで健康づくりをしましょうというアプローチをしてきました。それが「モチベーションマジック」であり、「レジリエンス」ということなんです。

では、「マンネリ」を解決するにはどうしたら良いのでしょうか。更にいうと、製造現場やルートセールスなどの現場において解決するにはどうしたら良いのでしょうか。これを解決するキーワードとして、「ジョブクラフティング」があります。ジョブクラフティングはポジティブ心理学界隈で2010年代に聴くようになった言葉で、人材開発を担当する方は耳にしたことがある言葉ではないでしょうか。

少々長くなってきましたので、具体的な話はまたいずれ書きたいと思います。書いたらリンクを貼る予定です。

レジリエンス強化ゲーム「モチベーションマジック」

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