生命保険への加入可否を判定する「アクチュアリゲーム」の開発【温故知新PJT】 | カレイドソリューションズ

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生命保険への加入可否を判定する「アクチュアリゲーム」の開発【温故知新PJT】

このところ、「リスクマネジメント」関連のものをいくつか書いたので、それに関連するものを連作で書きたいと思います。

アクチュアリという仕事をご存じでしょうか。保険会社で保険に加入できるかを判定する数理の専門家の方々のことです。以前、保険会社の仕事でアクチュアリに関するワークをインターンシップ教材として開発したことがあります。

ワークでは、被保険者の年齢、性別、職種、既往歴が書かれた大量のリストが手渡され、どの方が加入していただけて、どの方は条件付き、どの方は加入できないといったことを判定していきます。

生命保険は、相互扶助の仕組みで運営されているため、死亡リスクが高い場合は引受けができないことがあります。このため、過去に三大疾病(がん、心筋梗塞、脳卒中)に罹っていたり、極端に危険な仕事(スタントマンなど)の場合は不可となります。条件付きの部分は、その会社の判定基準の機微に触れるため、ここでは書くことを差し控えますが、こうした職種でも「リスク」は重要なのです。

どんなものがリスクが高いのかといったものは見る人によって考えが分かれますから、議論するには非常に良い題材となります。(が、正直保険会社以外での利用場面や転用可能性は全く想像がつきません。)

そして、このお引受けした金額を原資として、このインターンシップは二つ目のゲームに進んでいきます。そちらのテーマももちろん「リスク」。この内容については、表題の「アクチュアリ」と離れますので、別な機会にまた書きたいと思います。

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