先日、カスタマーハラスメントに関連して、「顧客満足とクレーム対応」のコラムを書きました。
温故知新プロジェクトととは関係ないのですが、カスハラのコンテンツは開発経験があります。
カスハラのパターンには8つあるとされます。
- 長期間拘束型
- リピート型
- 暴言型
- 暴力型
- 威嚇脅迫型
- 権威型
- 店舗外拘束型
- ネット中傷型
この中で、暴力型、暴言型、威嚇脅迫型は、パワハラに当てはまりますから、あえてカスハラの研修にいれなくてもパワハラの研修でカバーできます。行為者が違うだけだからです。
となると、長期間拘束、リピートがカスハラを象徴するものと考えられます。
まず、「長期間拘束」は動作を伴う行為ではないのが面白いところです。何もせずにただ居座るのには行為らしき行為がありません。長期に及ぶことがハラスメント性をもっています。長期に及ぶことで業務が妨害されるなどもありますし、心理的圧力を感じるというのもあるでしょう。
次に、「リピート」も面白いところがあり、一度の行為では全くハラスメント性がなくても、繰り返すことでハラスメントになることがあるんですね。例えば、電話が一度かかってきて、ハラスメントと思う人はいないでしょうけれども、着信履歴が100件あれば偏執的でぞっとします。ここまでくるとハラスメントといってもよいと思います。
となってくると、ハラスメントのゲーム開発において、意識しなければならないことが見えてきます。一つは、カスハラ特有の「期間」と「回数」のハラスメント性なのです。
※本コラムは2024年4月8日に書いたものです。
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