テスト問題の発掘【温故知新PJT】 | ビジネスゲーム研修で人材育成の内製化を支援|カレイドソリューションズ

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テスト問題の発掘【温故知新PJT】

創業して間もない頃、付き合いの長い某製造業の研修子会社の課長さんから相談を受けました。テスト問題を作ってくれないかというのです。そのクライアントでは、社員に定期的にテストを出し、それを解いてもらうことで学習する意識付けをしていました。

現在では、こうしたもののデリバリーはe-learningに置き換わり、テスト問題の作成もAIに置き換わったと思います。ただ、それを作る仕事は、ハードではありましたが、思考の訓練としては非常に役立ちました。

具体的には、①経済時事、②ロジカルシンキング、③アカウンティング、④マーケティングのコンテンツを作成しました。当時役員をしていた会社のインターン生と関わりながら作成した記憶があります。各40問から60問という物量で、ネタ切れに苦しみながら、次々に配信していきました。

これを温故知新プロジェクトを進める中で再度見てみました。経済時事が2008年ころのもので、懐かしさを感じるところはありましたが、その他のロジカルシンキング、アカウンティング、マーケティングなどは普遍的な内容になっていて、どうして社内の人材育成に活用していなかったのかと思う内容でした。

また、これらは、その後の財務会計財務分析ロジカルシンキングマーケティング研修等の開発の土台となったのは間違いありませんが、「テスト」という観点は、それらのコンテンツの知識定着に必要なものでありながら、あまり活かされていません。講義型の研修を増やしている昨今ですので、再び検討してみるのもありだと感じました。

ただ、内容を更新しようと思い、chatGPTに読み込ませたところ、やはりこの15年の各種の変化があり、特にダイバーシティ等への配慮の足らない文言を数多く指摘されました。コンテンツというのは一度作ってしまうと、時代に合わせたカスタマイズをするものとしないものがでてきます。今回のように一度作ったきりで時代の選別をうけていないものが古いのはもちろんのことですが、温故知新で昔のものを引っ張り出そうとする際には、今の目線でのリスクチェックは必要だなと強く感じました。

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