チームビルディングの研修を提供しない理由 | ビジネスゲーム研修で人材育成を内製化 | カレイドソリューションズ

代表コラム

COLUMN

チームビルディングの研修を提供しない理由

積み重ね

「チームビルディングの研修はありませんか」とよく聞かれます。類似する質問に、

  • リーダーシップの研修はありませんか
  • マネジメントの研修はありませんか
  • コミュニケーションの研修はありませんか

などがあります。

これらの言葉は、どれもこれも「ビッグワード」なんですね。定義されていないか、その言葉を発する人によって定義が異なったりします。また、同時にあってほしい状態が違っていたりします。

例えば、チームビルディングの研修のお話を頂いて、掘り下げていくと、以下のようなものがあります。

  • 楽しい場を共有してもらいたい(楽しければチームになれる説)
  • 相手を知る場を作りたい(相手のことが分かればチームになれる説)
  • 喧々諤々の議論の場をもちたい(ストーミングすれば雨降って地固まり、チームになれる説)
  • 相手のことを認め合う場を作りたい(承認がチームに必要だ説)
  • 議論を通じて方向性を共有したい(ベクトルが合えばチームになれる説)

他にも沢山あります。

このどれもがその組織においては少なからず正解です。だから、当社は「チームビルディングにはこれだ!」という研修は提供できません。

確かに多くの方がおっしゃる通り、ゲームは懇親の効果がありますし、懇親の目的が実現されればチームビルディングができたという方には適していると思います。ただ、それをもってチームビルディングができると断言するのは、あまりに雑です。

当社にできることは、ただお話を伺い、それに合致した「コンテンツ」を単体もしくは組み合わせて仕立て上げることです。「チームビルディングができます!」といって研修テーマありきで表示するのは私はとても不誠実だと思うんです。

なので、当社のサイトでは「コンテンツ」の情報のみを掲載していて、それぞれのコンテンツに「用途」という形でチームビルディングに使えそうかを書いています。なので、チームビルディングをお探しの方は各コンテンツを良く見て頂けたらと思います。

例えば、トナリノココロイエナイヨ成果の達人シンセサイザーもどれもこれも会社によっては「チームビルディング」に使えるとおっしゃいます。ビッグワードのとらえ方は本当に人それぞれで驚かされます。

追記:今回記載した内容は、以前書いた「エンタメゲームは研修に使えるのか」「よく考えられていないビジネスゲーム」と主張的には近いです。特に「直接学習」と「付随学習」については重要なので是非多くの方に知ってほしいなぁと思います。



また、「タックマンモデル」についても以前書いているのが見つかりました。いずれも古いエントリですが、ご参考まで。

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