一時期、食品のトレーサビリティが話題になりました。トレーサビリティとは、trace+abilityつまり、追跡できること・追跡可能性を指します。この単語を聞いた時に、コンテンツのトレーサビリティを考える時期に来たなと考えました。
研修は出自が分かりにくいことが多いです。
「いつ、どこで、誰が、どんな背景を基に開発されたか」もわかりません。
「どこで、誰が、誰向けに」実施したかもわかりません。
「どんな問題があって、どんな対策が打たれてきたか」も分かりません。
研修は無形財なので、クオリティが分かりにくいのが悩みです。であれば、トレーサブルにすることが一つのクオリティの証明になるのではないかと思います。
この作業はとても大変な作業です。昨今、デザイナーズノートが流行っていますが、中々そういうことはできていませんでした。代わりにこの代表コラムで、過去の実績や悩みを公開したり、ニュースでコンテンツごとの改善のポイントを開示しています。ちなみに、各コンテンツのページには「○○の裏話」がリンクされています。
例えば、昨年、トナリノココロは、理念浸透やカルチャーインテグレーションに使われたりしました。でも、そういう情報は中々情報として流通させられないんですよね。
今後は、代表コラムをトレースのための場としても活用たいと思います。
公開日: 2013年1月26日