当社では、段取り研修を提供していますが、元々段取り研修から作ったのではなく、実はもう少し原型となる研修がありました。
元々はとある不動産会社様から開発のお仕事を頂いたPDCAやタイムマネジメントの研修が原型となり、その後、いくつかの類似の案件を経て、化粧品会社様でのご相談を経て、段取り研修、さらには以前コラムに書いた「タスクゲーム」、「段取りチキン」、更にはプロジェクトマネジメント研修へとつながっていきます。
原型の研修は「タイムマネジメント」でした。出発点としては、業績のよい会社とはどのような会社かという問いがあり、そこから、その中で働く社員の行動とはどのような行動なのかという思索を行います。
その上で、業績を上げるための「仕組み」がシステムとして図解されます。ビジネスはビジー(busy)ネスですから、忙しいもの。時間の中で成果を最大化するにはどうすれば良いかといったところに注目を集めます。
その後は、シンプルに2つの内容を学習します。1つが、段取りの一要素であるタスク分解と納期までの逆算を行う方法。仕事ができない人は、タスクが見えていない、点でしか仕事を理解していないということがありますが、ゴールから逆算して所要時間を考え、一つ一つのタスクに納期設定を行います。システム業界で言えば、WBS(作業分解表)に近いものです。
もう一つが、それを進めるにあたってのドライバーとなる「やる気」の部分です。私は以前、タスクの多さに追い詰められた際に、一つの本に救われました。それがデヴィッド・アレンによる「GTD」という手法です。
頭の中で、処理しようとせずに、情報を外部化し、記憶しない。こうすることで仕組みが自分を動かしてくれることになり、幾分楽になります。
これらの方法論を学ぶ研修が当社の「タイムマネジメント」でした。具体的には、引っ越しプロジェクトのタスク洗い出しからガントチャート作成といったものや、面白いワークで構成されています。今の「段取り研修」はかなり削がれていて体系的で、ゲームをつけることで面白味を増す形になっていますが、このタイムマネジメント研修は、荒々しいですが、楽しく実利的です。
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カテゴリー: コラム総合 ,代表コラム ,当社の経営を考える
公開日: 2024年1月10日