昨年、私の友人が結婚することになり、二次会のコンテンツ開発を行いました。
友人の想いを踏まえ、
- 知らない人同士が自然と話ができて、
- かつ盛り上がるもの
を企画したのですが、面白いものになりました。
着想の基となったのは、最近流行している「リアル脱出ゲーム」とそれと非常に近い構造を持ったとある交渉ゲーム、そして採用でよく活用される「ピースを集める」グループワークです。
脱出ゲームというのは、集めた情報を基に謎を解き、閉鎖空間から脱出するというパソコンゲームで、それを現実世界で再現したのがリアル脱出ゲームです。このゲームは、協働による時間の不足の解消(タイムマネジメント)、謎解きによる推理性、閉鎖空間からの脱出という非日常性が、面白さの構成要素だと思っています。
もうひとつのゲームは、情報を集め、勝利条件を明らかにするゲームです。このゲームは、二段階になっていて、第一段階が情報収集です。情報が集まると、最高得点を得るための道筋が明確になるので、第二段階では得点獲得のために、交渉を行っていくのです。ここでは、情報に格差がある状態と、時間が足らないので見切り発車をせざるをえないのがジレンマになっています。
「謎」を簡略化し、情報を集めることによってミッションが明確になり、そして、ミッション達成で新しい情報が得られ、会場におけるミッションの進捗状況を運営側が視認できるというのが、私の開発した二次会向けゲームです。
全部のミッションを遂行すると、ミッション遂行のアクションが実はすべて新郎新婦への祝福だったことがわかるというのが面白いところです。
- カメラマンの前でLOVEの人文字(最後にスライドショーになる)
- 色紙にフランス語で新婦の好きな言葉(実は案内状に記載)を書いて並べる
- 新郎新婦の手を取って、新郎新婦が言ってもらいたいメッセージを伝える
などなど、多彩な仕掛けを盛り込みました。
当社の事業領域とは異なるのですが、こうしたシャドーワークは本当に楽しいものです。たまになら結婚式の二次会向けに、仕掛け人をやってみたいなーという気分になってます。1月には、北海道でもこのコンテンツが実施されました。自分のコンテンツで知り合いの幸せを応援できるというのは本当に嬉しいものです。
本ゲームは、2019年にGO!AGILEというゲームになりました。
公開日: 2011年2月18日