グループワークというビッグワード | ビジネスゲーム研修で人材育成を内製化 | カレイドソリューションズ

代表コラム

COLUMN

グループワークというビッグワード

当社では創業来、ビジネスゲームを活用した研修を開発しています。ビジネスゲームの開発を中心に行なっているという会社はあまり多くないようで、採用会社さま経由で採用活動で使用するワークの開発を依頼されることも多くなっていた時期がありました。2年ほど前の話で当時書いていたものなのですが、タイムリーかなと思うことがあったので、掲載してみます。

採用活動向けのゲームと言っても様々なバリエーションがあります。

  • 会社理解を目的とした説明会やインターンシップ用途
  • 能力開発や内定者の引き留めを目的とした内定者研修用途
  • 選考を目的とした選抜・足きり用途

など、いろいろです。

「グループワークを開発してほしい」とご要望を頂くことが多いのですが、「グループワークとは一体何か?」と確認すると、「ゲームです。」という回答が何度か得られていました。

このため、研修と同じようにビジネスゲームを開発を進めていくのですが、開発プロセスで仕様がひっくり返ることがあり、「グループワーク」と「ビジネスゲーム」は似て非なるものではないかという疑念が強くなってきました。

私の頭に疑問符がついたのは、以下のような質問からです。

  • グループワークなのにグループ内で勝ち負けがでるのはおかしい。
  • グループワークでサイコロを使うっていうのはなんだか違うなぁ。
  • 全員で何かを作り上げることをさせたいんだよね。
  • 話し合いで一つの問題解決をさせたい。

これらを受け、勝者がなく、運の要素が少ないというゲームの楽しさを形成する要素「競争」「運」などを省いたゲームに傾いていくこともしばしば。

ん、でもこれってゲームなんですかね?

聞いてみたところ、グループワークというのは、ゲームもケーススタディもワークショップもグループディスカッションも人間が集まってやるものであれば、全部グループワークらしいのです。で、これらのうち、語感として最も楽しげなのが「ゲーム」だから、ゲームという言葉にひっぱられて当社にお声がかかるというのが、私の頭に出た疑問符の正体でした。

グループワークというものがかくもビッグワードだとは思いませんでした。ゲーム性の排除が求められるとするならば、ゲーム開発者としての経験はあまり活きません。幸い、ケースメソッドの講師養成講座なども修了していたりしますので、ケース作りで対応できているのですが、何の職能が活きるかまったく分からないのが仕事の面白いところですね。

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