大型のプロジェクトが終わったので、溜まっていた「やりたいけど優先順位の低かった仕事」に取り組んでいます。 優先順位の低い仕事は、放っておくと、新しく発生する優先順位の高い仕事におされて、いつまでも手をつけないので、こういう時にやってしまうのです。大きなものとしては、「増資」です。経産省の経営危機データベースに「過小資本による危機」というものが掲載されていたのと、とっても小さな取引を掛取引にしようとしたときに、資本金で断られたことが増資に踏み切った理由です。
資本金って、手元に一時的にでもお金があればいつでも追加できるので、意味がないということになって、資本金制度が撤廃されたと認識していたのですが、まだ世の中的には資本金っていうのは幅を利かせてるんですね。でも、自分で登記の書類をつくって、法務局までいくのはかなり貴重な体験でした!
最近、プロジェクトを組んで仕事をすることがどんどん増えてきています。
その中で、「あ、この人仕事が早いな。」「え、もうできたの。」と思う場合と、「まだできないのかな。」「え、これだけ時間がかかってこの成果?」 「これじゃ、お客さんに見せられないよ・・・」と思う場合があるように思います。前者にはどんどん仕事を頼みたいと思いますが、後者だと、中々それ以降の建設的な活動につながりません。
逆に仕事が早いなとこちらが思っている人からは、逆に仕事が遅いなと思われている可能性があります。
そんなことを考えているときに、手元に「オーバーアチーブ」という本が積ん読されていたので、ぱらぱらと読んでみると、まさに上記のようなことが書かれていました。
あなたは「期待」を超えているか?
【目指す方向】
・結果を楽しみにされている
・忘れられる(=安心して任せておける)
【要注意】
・「どうなった?」と尋ねられる
・釘をさされる
・進捗を確認される
・何度もやり直しを求められる
・何も言われなくなる
オーバーアチーブ 組織力を高める最強の人材 古田興司
これって、社員感覚だと「まあいいか」と思ってしまうところなのですが、弊社のように外注先として仕事をを請ける会社にとっては、「何も言われなくなる」はイコール仕事がなくなることを意味します。何度もやり直しを求められるようなクオリティの仕事だと、いずれ何もいわれなくなってしまいます。また、進捗を確認されるということは非常に恥ずかしいことで、「ちゃんとやってるのか?」という疑念をもたれているということです。更に、釘を刺される、「どうなった?」と尋ねられるということは、理解しているか心配されているということです。
- 理解があやしいと思われている
- 疑念をもたれている
- クオリティにだめ出しをされる
ことなどあってはいけないことだという意識を持って、自社としても仕事に取り組まなければならないなと、気分を新たにしました。
カテゴリー: 考え方
公開日: 2009年8月18日