用途を守らないと全員が損をする | ビジネスゲーム研修で人材育成を内製化 | カレイドソリューションズ

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用途を守らないと全員が損をする

先日、学生さんと話していたら、こんな話がありました。

学校でも、採用選考でも、内定者研修でも砂漠を脱出したり、地図を作るゲームをしました。楽しいけど、何度もやっているからコツもわかるし、飽きてるけど、折角やってくれている人に悪いからやったことがあるとは言わないようにしています。

 
とっても空気の読める学生さんだったのですが、この話の中で「あ、危ないな」と思ったところがあります。それは、

同じコンテンツが相手を選ばずにそこかしこで実施されている

 
ということです。

これは、とっても怖いことではないでしょうか。このコンテンツが新入社員研修でも使われたとしたら、彼は4度も似たようなコンテンツを受講することになってしまうのです。

多くの企業で実に多く、コンセンサス実習(砂漠や無人島や月などから脱出する際のもの、もしくは人を選択する)や、情報共有ゲーム(ばらばらに分かれた情報を交換し合い一つのものを作る)が行われています。

もともとは、研修用途で作成されたものだと思うのですが、新市場(内定者研修や採用選考における行動観察、ワンデーインターンシップなど)が生まれた結果、研修用途のものが前倒しで活用され、多くの学生が「経験済み」のコンテンツを繰り返し受講するようになっています。

採用選考は特に問題です。熟練があり得るコンテンツを使ってしまった場合、経験による有利不利が出てしまい、行動観察で観察したかった差違が経験の差違だったということになりかねません。(これでは、本末転倒ですので、ありきたりのツールを採用選考で使うことは推奨できません。)

弊社では、研修用途とは別に、内定者研修向け、採用選考向けを別に製造しているのですが、採用選考向けの話をすると、「これは内定者研修で使ってみたい」と仰る企業さんがとても多いのです。

仮に採用選考で経験したゲームを内定者研修でまたやったら、学生はどういう印象を持つでしょうか?学びに変化はあるでしょうか?

弊社は、きちんと用途を守り、地道ではありますが、一つ一つコンテンツを作っています。最近インターンシップの選考という更に新しい市場が生まれつつあります。用途を考えて、活用して頂けるとコンテンツも喜ぶと思うのです。

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