美大生を採用したい。そう話すと、「なんで美大生?」と聞かれます。
この「なんで?」の部分は秘密にすべきかもしれませんが、面白いので書いてしまいます。※あくまで仮説です。これから検証していきます。
理由は4点あります。
まず、美大生は、作品を作る経験が一般的大学生よりも豊富です。企業が新入社員にしつこくしつこくやっている、「PDCA」「納期」「品質」が初めから頭に入っています。
次に、クリエイターというのは、他者の仕事を認める習慣があったり、仕事を楽しむ習慣があります。できていないポイントばかり見つめたり、後ろ向きな働き方をする人はあまり多くありません。
3つ目は地頭です。中学や高校で、美大にいくことを決めた場合、そのパイプラインに乗ってしまいますので、途中から方向転換が難しくなっています。このため、意外にも「ビジネス」に興味がうつったという地頭の良い美大生は多いのです。
最後に、競争上の理由です。弊社のような零細企業は、採用市場では圧倒的競争劣位にあります。同じ土壌で戦った場合、確実に負けてしまうのです。このため、河岸を変えて戦う必要があります。その点で、競合が少ない市場の方が戦いやすいのです。
聞くところによると、「コンセプトの時代」を早期に意識している企業は、美大生の採用にも食指を動かしているようです。
実は素敵な人材が沢山いるかもしれない美大市場で当社の魅力を訴え、未来を担う人材を採用したいと強く思っています。
コンセプトはこれ。
「会社をデザインするデザイナー募集。まずはインターンから。」
採用手法はもちろんビジネスゲーム。わくわくしています。
※最近は美ナビhttp://www.binavi.com/2011/というのがあるんですね。驚きです。2019/4/5 追記 現在は閉鎖しているようです。
カテゴリー: 当社の経営を考える
公開日: 2010年10月9日