開発背景
企業では、コミュニケーションに関する問題が多々起こっています。
日本生産性本部が実施した一般社員向けのアンケートによると、主張の異なる相手に自分の意見を伝えることを苦手に感じると56.8%が回答しています。
(公益財団法人 日本生産性本部 ?第二回「職場のコミュニケーションに関する意識調査」 2013/7/24より抜粋)
職場では、『あの人、言い方を少し工夫すればもっと人間関係がうまくいくのに。』『一言相談すれば抱え込まなくて済むのに。』などコミュニケーションの問題を感じながらも、職場では人間関係の悪化を恐れて牽制しあっているのが実情で、誰かからコミュニケーションについてのフィードバックを受けることは稀です。
これらを背景とし、「相手に配慮をしながらも、自分の気持ちを正しく伝えるwin-winのコミュニケーション」であるアサーティブネスをコミュニケーション研修に若手社員向けに導入している法人は多々あります。しかし、アサーティブネスは概念の理解は易しいものの、できるようになるのが難しいという実態がありました。このため、若手社員の日常をテーマとした内容で開発を行いました。
ゲーミフィケーションを活用し、『表現方法』を楽しみながら反復訓
できるようになるのが難しい理由は、反復訓練の不足にあります。反復訓練は辛くて苦しいものですが、ゲームの仕組みを使えば、研修の中での反復訓練が容易になります。反復する過程で自分の「言い方」が他者にどのように受け止められているか、そして、どうすれば改善できるのかを知ることができます。
アサーティブネス全体を扱うのではなく、ゲームが得意とする「表現方法の反復訓練」に限定して学習機会を提供します。
本ゲームの用途
・社員に積極的に発言してもらいたい
・お互いを尊重し合えるコミュニケーションを身につけたい
・win-winの表現方法を若手社員に学ばせたい
本ゲームの概要
テーブル内で完結する3~5名用のカードゲーム型ビジネスゲーム教材です。参加者は本音が言いにくい状況の記載されたカードを受け取り、本音の伝え方を検討し、発表します。周囲の参加者はその発表に対してどう感じたかを投票します。その投票結果を振り返り、フィードバックを受けることで、自己の表現の傾向が分かるシンプルなビジネスゲームです。事前の説明で、アサーティブ・アグレッシブ・ノンアサーティブの概念を知り、ゲームを通じてアサーティブな表現方法を反復訓練し、定着を図ることが可能です。
■本ゲームの特徴
・概念としては分かりやすい反面、やってみると難しいアサーションをカードゲーム化
・「言いたくても言えない」人もゲームのルールがあることで発表が促進
・「言えるけど配慮に欠ける」発言を即時フィードバックで軌道修正
・楽しみながら、徐々に難易度の高まる飽きさせない仕組み
・発表型と応酬型の難易度・楽しさの異なる2つのルール
年内に、若手社員版に加え、「パワハラを恐れて部下を叱れない」「言い方が悪くてパワハラ気味」という管理職を対象とした管理職版を開発する予定です。両方で2014年内に20社の導入を予定しております。
【会社概要】
社名: カレイドソリュ-ションズ株式会社
代表取締役: 高橋 興史
住所: 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-19-6 東洋ビル205
TEL: 03-6908-5245(代表)
URL: http://www.kaleidosolutions.com/
【事業内容】
・企業の研修内製化支援
カテゴリー: プレス情報
公開日: 2013年9月26日