カレイドソリューションズ株式会社(東京都新宿区、代表取締役高橋興史)は、プロジェクトマネジメントの基礎が学べるビジネスゲーム「エコーズ」を6月10日より発売開始します。
受注産業を中心に学習ニーズの高いプロジェクトマネジメントは、内容的に高度でプロジェクトマネジメントを行うようになってから高度な学習を行うのが一般的です。しかし、システム業界を中心に、若年層がプロジェクトの一員としてメンバーシップを持つためにもプロジェクトマネジメントの概要だけでも体感できる場が求められてきていました。反面、ビジネスゲームは、製造業など計画生産系の産業を舞台にしたものが非常に多く、受注産業の上記のような学習ニーズに応えきれておりませんでした。
また、受注産業の業界では答えのない問題に一定の解を導くことが若手にも求められます。就業初期に必ず直面する代表的なジレンマである「QCD(品質・費用・納期)」をゲームに取り込みました。
本ビジネスゲームは、プロジェクトマネジメントを行う上で、基本とされるQCD(品質と費用と納期のバランス)を体験するビジネスゲームです。
本ゲームの概要
本ゲームでは、グループで会社経営を行い、競合とゲーム終了時点の利益額を競うグループ対抗の経営シミュレーションです。各参加者はそれぞれ4つの部門長の役割を担当し、自部門の情報収集と意思決定を行います。品質と費用と納期のバランスを考え、利益は生み出します。また、分散された情報を収集することでゲームルールの全容が分かるようになっており、参加者が積極的に情報収集・整理・共有を行なうことで正しい意思決定ができるようになります。また、ゲーム中の活動結果が「イベント」で「こだま(echo)」のように返ってきます。例えば、「過剰品質」によって顧客の要求水準があがる、仕様違いで売上が得られない、過重労働で労基署がやってくる・・・など、様々なイベントは参加者に学びを促します。
本ゲームの学習ポイント
- 受注産業の会社の全体像を理解する
- 会社経営の体験を通じて、計数感覚を身に着ける
- QCDのバランスについて理解する
- チームワークを体験する
- 情報の収集・整理・発信の重要性を理解する
本ゲームの特徴
- 損益に特化し、BSやキャッシュなどの概念がなく、初学者にも抵抗がない
- ジグソーメソッドを活用し、傍観者がでないように情報を分散させている
- 行為の結果が数々のイベントで自分に返ってくる
- 経営シミュレーションとしては短時間
- ゲームボードを使わず、カードだけで実施できる
カテゴリー: プレス情報
公開日: 2013年5月30日