解決昔話オンライン化開発秘話 | ビジネスゲーム研修で人材育成を内製化 | カレイドソリューションズ



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解決昔話オンライン化開発秘話

こんにちは、インターンの越前屋です。
今回は、ゲーム研修オンライン化の開発秘話を書いてみようと思います。

先日、当社ゲーム研修のオンライン版第1弾となる解決昔話オンライン版をリリースしました。
https://www.kaleidosolutions.com/news/2020/09/006/kaiketsu_online

解決昔話は、ゲーム、振り返り、講義を繰り返しながら、段階的に問題解決への理解を深めていく構成です。振り返り、講義についてはオンラインでの提供が比較的容易なのですが、ゲームについては、オフラインの場合と同様の学びをどのように実現するかという点で難しさがありました。

ゲーム部分をどのようにオンライン化したか

ここでは、解決昔話のうち、ゲームの部分をどのようにオンライン化したかを扱います。
解決昔話のゲームで使用する物品は、

  • お題カード
  • 投票カード
  • ボードとコマ

です。

まず、お題カードですが、これは問題解決のテーマを示すカードです。これについては、参加者が操作するような用途はなく参照用ですので、講師が投影するスライドショーに貼り付けることでオンラインで利用可能になりました。

赤ずきん02
画像は開発中のものです

次に、投票カードです。
投票カードは、参加者が他の参加者の発表後に、どの発表が良かったかを投票する際に用います。テーブルのメンバーで一斉にカードを出して投票をおこなうので、それをオンラインでどのように実現するかがポイントでした。ここでは、投票カードのデータをアップしたサイトへのリンクを共有することで、参加者がスマホに表示できるようにしました。

これは、実は以前にリリースした「ウェブ会議のクスリ」のオンラインカードで使用したものと同じです。「ウェブ会議のクスリ」は、ウェブ会議中に参加者同士でカードを見せ、気軽に意思表示するツールです。
もともとはカードなのですが、カードが手元にない際にスマホで表示できると便利だという発案があり、エイドとしてスマホにカードを表示できるデータを用意して提供することにしました。これは実は裏で開発を進めていた解決昔話のオンライン化のためのやり方を切り出したものです。

これによって、オンラインでお題を共有し、それぞれが考え発表し、参加者同士で投票することが可能になりました。

最後に、ボードとコマです。
解決昔話では、他者の投票によって得点します。その得点を可視化するのがボードとボード上のコマです。もともとのボードは、全員で一枚のボードを参照し、その上でそれぞれの色のコマを動かすものでした。そのため、オンライン化には、全員で同じボードを参照でき、かつコマを動かす操作ができることが求められました。

これは、PowerPoint online/Google slideをプラットフォームとして利用することで実現しました。ファイルを共有した相手が編集できるような設定が可能で、共有される側には特別な契約は必要ありません。

PowerPoint online/Google slide上に、ボードとコマを貼り付けたスライドをアップロードし、これを研修参加者に共有すると、全員が編集できます。これによって、全員が同じボードを参照し、コマを動かせるようになりました。

ボード02
画像は開発中のものです

以上の工夫で、解決昔話のゲーム部分のオンライン化を実現しています。

オンラインでの提供にあたっては、著作権の観点にも留意していることを高橋が代表コラムで言及しました。解決昔話オンライン版では、双方の著作権のリスクを避けることにも成功しています。

当社の研修コンテンツがオンラインでも1つ利用できるようになったことで、様々なニーズに対応し、より多くの方に届いたら嬉しいなと思っています。

解決昔話-オンライン版-提供開始について

問題解決ゲーム「解決昔話」商品ページ

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