財務分析用語暗記ツール『財の記憶』をやってみた! | ビジネスゲーム研修で人材育成を内製化 | カレイドソリューションズ



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財務分析用語暗記ツール『財の記憶』をやってみた!

はじめまして、カレイドインターン生の松田です。
弊社がリリース予定のビジネスゲーム「財の記憶」ですが、インターン生の間でもさっそくプレイしてみました!
この記事では実際に「財の記憶」をプレイしてみた感想を書いてみたいと思います。

会計がわからんで経営ができるか

「財の記憶」は財務分析の計算式を理解するためのツールです。
みなさん、財務分析はお好きですか?
私は好きじゃないです。

現在、私は大学院で経営学を学んでいるので、財務分析は避けて通れない道ですが、数字に対する苦手意識があり、財務諸表に並んでいる数字を眺め続けていると頭が痛くなってきます。
とはいえ、財務・会計といった数字は企業を知るうえで欠かせません。

京セラの稲森和夫さんも「会計がわからんで経営ができるか」とおっしゃられています。
つまり、企業の実態を表すのは財務や会計の数字なのです。
そして財務の数字を分析するには、分析手法や財務用語を理解することが前提となります。
ですので、苦手ながらも財務の学習に取り組まなければいけないな、と考えていた時に今回の「財の記憶」をプレイする機会に恵まれました。

「財の記憶」はこうしてプレイします

まず、参加者には「売上高」や「営業利益」などの財務用語が書かれたカードが手札として配られます。
次に財務分析における分析手法が書かれたカードが1枚、全員に公開されるので、参加者は手札から財務用語カードを出して、その分析手法を作り上げます。

例えば「営業利益率」という分析手法カードが出たら、「売上高」と「営業利益」のカードを持っている参加者は、カードを手札から出して「営業利益÷売上高」の式を作ることができたら成功です。
財
「財の記憶」はこのようにチーム全員で協力して財務分析の式を作っていく、という単純なゲームです。
ただし……

喋れないから難しい

このゲーム、喋っちゃダメなんです……。
相談できたら簡単そうな問題でも、いざ会話ができないとなると、自分の持っているカードが本当に正解なのか分からなくなります。

簡単な問題だとスムーズにいくのですが、「流動比率」などの難しめな問題だと参加者が自信を持ってカードを出せません。(ちなみに流動比率は流動資産÷流動負債でした)
その結果、机を囲んだ4人が無言で顔を見合わせてお互いの様子を探り合うという、なんとも不思議な空間が出来上がりました。
最終的には誰かがオズオズとカードを出すのですが、出すときの緊張感はなかなかのものでした。

全て終わっての結果は、、、
6割ぐらいの正解率でした!
学生だけでプレイしたことを考えれば、まあまあな結果ではないでしょうか。

本来はその後、間違えた問題に再チャレンジするのですが、その日は時間がなくてそこでお開きとなりました。

「財の記憶」は財務分析を学ぶのに効果がある???

実際にプレイしてみて、「財の記憶」は財務分析を初めて学ぶ人や、昔勉強したけど完璧には覚えていない、というような方が財務分析を覚えるには最適だと感じました。
主な理由は二つです。

①主体的に動くから頭に残る
財務関係の知識は、数字が出てくることもあって覚えにくいのですが、このゲームなら実際に手を動かしながら考えるので、自然と頭に残りました。

②喋れないから自信が揺らぐ
私は以前に財務分析を勉強したことがあったのですが、相談ができない環境では自分の知識への自信が揺らぎました。
だからこそ、自分があやふやに覚えている部分を自覚できたので、学習意欲につながりました。

ただし、財務の実務経験が長い方には、このゲームは基礎的な内容すぎて向いていないと思います。
「財の記憶」は難しい財務分析の入り口となるようなゲームですので、最初の財務分析研修にオススメです!

財務分析用語暗記ツール「財の記憶」

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