ゲームデザインワークショップの発掘【温故知新PJT】 | ゲーム研修で人材育成を内製化 | カレイドソリューションズ

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ゲームデザインワークショップの発掘【温故知新PJT】

先日、とあるお客さまから「デザイン思考」の研修はないかという問い合わせをいただきました。当社では、デザイン思考そのものを扱う研修の用意はないが、デザイン思考「的」な研修は何度も実施しています。

当社はゲームデザインを行う会社なので、「デザイン」に関する知見は多々持っています。これを「ゲーム開発者の思考からデザインを学ぶ」という建付けで提供しているのです。

デザイン思考においては、共感・定義・概念化・施策・テストといったフレームワークがあります。ゲームのデザインは、まさにこのプロセスを辿っていくわけですから、当然デザイン思考をしているということになります。

ゲームデザインワークショップでは、前提知識をインプットした上で、自分の仕事を整理し、ゲーム化するという取り組みを行います。ゲーム化は果てしない作業なので、ルールだけ作るのか、プロトタイプまで作るのか、テストプレイまで行うのか、完成品まで作るのかによって、かかる時間は全く異なります。多くの場合、プロトタイプまでが時間の限界で、その後はアクションラーニング的に継続開発をするかどうかを決めていきます。

以前は、採用の会社や、某総研、慶応義塾大学システムデザインマネジメント研究科のセッションなどで繰り返しこのワークショップを実施していました。

「仕事はクソゲーである」という有名な格言があります。これは仕事には、明確なゴールがなかったり、成長がなかったりすることがあるから言われることですが、業務設計次第で仕事は神ゲーになりえます。こういった文脈から、特に、楽しんでいただけるのはルールの作り方です。仕事の変数と制約条件を踏まえ、勝利条件や終了条件を決めていきます。時には、仕事そのものをどのように見ているかといった視座の話にすらなります。

例えば、将棋のルールをカスタマイズする、キヨスクの仕事をルールに落とす、じゃんけんのルールを明文化するといった小さなワーク(といっても歯ごたえはある)を繰り返すことで、上述のフレームワークを深く理解していきます。とても楽しく、ロジカルシンキング、システムシンキング、デザイン思考周辺の気づきの得られる内容なので、もしピンとくるものがありましたら、是非ご連絡いただければ幸いです。

ゲームを考えると前向きになれる理由

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