10種のビジネスゲームをまるごと体験する2日間の開催報告 | ビジネスゲーム研修で人材育成を内製化 | カレイドソリューションズ

代表コラム

COLUMN

10種のビジネスゲームをまるごと体験する2日間の開催報告

なぜこのタイミングで実施したか

ビジネスゲーム研修10種類を2日間で体験する野心的な企画を開催した。実は今回のイベントは10周年の最後の10日間のイベントだった。何か大掛かりなイベントをしたいと思いながらも、なかなかできない環境があり、最後に何かやりたいという強い想いがあった。このイベントが最後にできたことは非常に感慨深い。その結果、元々当社のコンテンツをやってみたいという方が多かったこともあり、結果としてのべ120名を超える方々にお申込みいただけたのはありがたいことだった。

複数体験できることで得られたインパクト

企画をしながら感じた点は、各種HRイベントとの類似性だ。短時間だけのためにお越しいただくのは申し訳ない。連続させることで何らかの意味を持つ内容に設計した。特に工夫した点は、コンテンツを点で捉えるのではなく、複数のコンテンツを一つのチャンクとしてまとめたことだ。例えば、初日の2コンテンツは、新入社員向けの理不尽さを理解する2セットとして実施した。また、3コンテンツを繋げると新入社員の様々な問題を解決できるツールとしても意味をもたせた。更に、その後に続くのは、管理職が抱える様々な問題を解決できるような研修ツールをチャンクにした。その結果、思いもよらず複数コンテンツを連続してご参加いただける人事さんが多く、10コンテンツすべて参加という猛者の方もいらっしゃった(まさかそこまで連続してご希望されるとは思わず昼食抜きのイベントにしたのは本当に申し訳なかった。)

また、当社は、人事さん同士のつながりを重要視しているが、参加した方々は名刺交換を通じて、ものすごく多くの方とつながりが持てたのではないかと思う。こうしたつながりを作るのも当社の一つの役割だと思っている。

どうやって10種類を運営したか

これまでの体験会は、1コンテンツあたり3時間から4時間程度かけて実施していた。それはひとえに長時間を前提とする研修コンテンツだったからだ。当社が「ずっとも」に取り組んだ結果として開発されたコンテンツは、いずれも1時間以内という縛りがある。なので、わずか2日間であっても、10コンテンツを詰め込めるのだ。1日間で5種類、それぞれ説明も入れて1.5時間であれば、まるで学校のような運営ができる。運営面では、講師は2日間出ずっぱりは難しいので、大学や高校のようにコマごとに入れ替わることで負担を軽減した。

また 特筆すべき事項は、当社の学生インターンメンバーが登壇したことだ。卒業間際の4年生だが、彼にとっては晴れ舞台だっただろうし、後に続く多くの学生メンバーにとっても将来を夢見る良い場になっただろう。人事部という社会人の、特に人を見る目を持った人事の方々が相手という厳しい環境・プレッシャーの中で繰り返し練習し、成果を出せる成長を遂げたメンバーには本当に頭が下がる。

また、本人の持って生まれたものも大きいが、講師が学生でも、お客さまに満足いただけ、更にはコンテンツがあることはそうした若手の成長機会が提供しやすいことも、お客さまには伝わったのではないかと思う。(当社は営業でよく「2年目の人事さんが新人研修で登壇してますよ」というが、決してセールストークではないのだ。)

私が大学2年生の頃、塾講師として100人を超える中学生の前で授業をさせてもらったことがある。それは、私自身のキャリアにとって大きな意味を持っているのと同時に、人の将来に責任を持つという大きな経験だった。形は違えど、登壇すればいずれ販売に至る。その先には、企業の社員の方々の成長とそれを通じた企業の発展がある。学生にこうした責任ある場を提供できることは、ある種の恩送りだ。創業10年という節目に記念事業として始めたツールをお披露目でき、未来の社会人にこうした場を提供でき、かつ既に10社に迫る会社様に納品させていただいたことで、社会に貢献できたことも嬉しい限りだ。

今後の課題

ご参加者の管理が最も難しかった。特に、予約していないけれど、次も受けたいというご希望がいくつも出たことと、直前キャンセルや連絡なしでのご欠席の割合の多さも通常の体験会の数倍で驚きだった。このため、連絡と名簿作成の誤差によって、今参加しているのはどなたで、テーブル割がわからないことが多々あった。また、会場変更を2度行ったが、結果的には、キャンセル率が高く、変更しなくても良かった可能性もあった。イベントの性質によって、キャンセル率が異なるというのは、学びだった。各種HRイベントでは、参加率が申込みの50%というのは普通だそうだ。当社の体験会では5-10%だったため、正直なところ驚いた。性質の違いによる参加率の違いは、意識しておくべきだと感じる。

この形式の企画は、お祭り的で面白みを感じたので、今後も継続的に取り組んでいきたいと思う。

次回開催が決定しました。

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