突出したスキルは七難隠す | ビジネスゲーム研修で人材育成を内製化 | カレイドソリューションズ

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突出したスキルは七難隠す

当社は、研修コンテンツ作成一筋で頑張ってきているので、研修コンテンツ開発の分野に関しては、かなり良い質のものが作れるという自負があります。特に、ゲーム研修のコンテンツについては、かなりの実践知があります。

当社は、コンテンツを作り込むことで研修成果の7割は担保できるという考え方でビジネスをしており、実際に作り込まれたコンテンツがあるからこそ、新米講師であってもデビューできるという登竜門的な役割を果たせているところがあります。この7割に講師のデリバリーが上乗せされて研修の成果は最大限に発揮されます。

ところで、最近、研修会社も企業内研修の質もどんどんあがってきています。最近は企業における研修導入の意思決定が「総合的」になってきている傾向があり、研修会社の「組織力」の戦いになってきているように感じています。例えば、コンテンツだけ優れている、デリバリーだけ優れているとか、代表者の一枚看板というような研修会社は苦戦している傾向がある気がします。

色白は七難隠すという言葉がありますが、これまでは突出したスキルで隠されていた部分もきちんと見られるようになっているのだと理解しています。となると、デリバリーをやらない私たちだからといって、研修の総合的価値とは無縁ではいられません。「外部の研修会社の総合力」と「内製の研修講師+外部コンテンツ」で比較された際に負けてしまってはいけないのです。なので、当社はコンテンツに加えて、デリバリースキルの養成に乗り出したわけです。

コンテンツが強いと、デリバリーは軽んじてしまいがちになります。逆も然りでしょう。だからこそ、「弱み」を補完する必要があるのです。(このところの「強み」礼賛とは逆行するようですが、個人は強みを伸ばし、集合体である組織は強みを集めることで弱みを補完すると考えています。)こうした補完によって組織として成長をするスタンスが今の時代は重要だという肌感覚があります。自戒を込めて。

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