研修では「ホウレンソウ」は絶対的正義のように語られます。
でも、そんな絶対的に正しいものってないですよね。
ホウレンソウをすれば良いというものではないのです。
私自身が上司としてホウレンソウを受ける中で、ホウレンソウには「これはやってはだめだ」というパターンがあるように思います。
当社が研修の中でホウレンソウを紹介するときには、そのパターンとして、10項目を研修参加者に見せています。(当社はゲーム研修を前面に打ち出していますが、実はいろんなコンテンツを持っているんです。)
- 5分に1回|頻度が多い
- 意味がわからない|論理構築の不足
- 教えてちゃん|思考の停止
- 何をすればいいか不明|人生相談
- 大事な相談がメール|手段が不適
- 上司に命令|決めるのは上司
- 失敗を隠す|Bad News First
- 何度も同じことを聞く|メモを取らない
- 配慮がなく腹が立つ|配慮も忘れない
- 判断材料にならない|客観的事実と主観的判断は分ける
これらについては、ホウレンソウを受けた経験がある人であればよくわかると思います。
せっかくやってくれるのですから、逆効果になるやり方はできれば避けてほしいものですよね。
「やればよい」と教えることは簡単です。特にホウレンソウのように「道徳的に」やるべきと思われていそうなものほど「こうやればよい」は道徳を語られているように聞こえてしまいます。
ただ、それだと伝わりきりません。そんなときには、あえて「してはいけない」を教えることも効果的です。
公開日: 2016年4月27日