スタンプで研修を拡張する | ビジネスゲーム研修で人材育成を内製化 | カレイドソリューションズ

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スタンプで研修を拡張する

本日、LINEのスタンプをリリースしました。「なぜスタンプ?」という方もいらっしゃると思うのでご説明します。

ゲームには反復の苦痛を軽減する力があります。

実践とその反復が促せるのは、ゲーム研修の最大の価値の一つです。弊社のゲーム研修では、限られた時間内にかなりの数の実践をこなせます。これは反復訓練は行動の定着には効果的です。

ただ、この「かなり」という数は、せいぜい10回くらいなものです。日々繰り返すような行為の回数には遠く及びません。例えば、「通勤する」という行為でさえ、月に20数回もこなしています。10回という試行回数は、講義型の研修と比べては多いですが、定着に至るには不足があるでしょう。研修はあくまでもやり方を覚えてトライアルする場所にすぎません。結局は職場でどれだけ訓練できるかが定着には重要なのです。ところが実際は職場で学んだことを思い出せないことが大半です。

では、どうすれば研修内容を思い出せるようになるか。それは日常に研修内容を埋め込むことです。具体的に、日々用いるツールに研修内容を埋め込み、スタンプを用います。

これは、研修だけではなく、研修外に、更には研修参加者だけでなく、研修参加者以外にも「研修を拡張」することにつながります。

例えば、”イエナイヨ管理職版”を使った研修に参加した方々から、「他のカードでもやってみたい」「このツールがほしい」という要望は毎回のようにいただきます。こうした方のニーズに応えるべく、スタンプをご購入いただきます。このスタンプには、①問題行動のスタンプ、②アサーティブ・ノンアサーティブ・アグレッシブのスタンプが入っています。これを用います。

2名以上のグループを作り、まず①問題行動のスタンプを誰かが送ります。これに対して、回答者は「何をどのように言うか」を考えて、文字を打ち込みます。これに対して、その他の参加者は②アサーティブ・ノンアサーティブ・アグレッシブのスタンプで答えるというものです。

非常にシンプルな仕組みなのですが、この仕組みであれば、試行回数の増加と更に研修未参加者も巻き込んだ学習機会が日常に埋め込まれるのではないでしょうか。

ビジネス的には恐らく持ち出しになると思いますが、こうした仕組みで研修の効果を高める先行事例としては非常に面白いものだと思っています。

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