先日、「実は経営シミュレーションよりもコミュニケーション系のビジネスゲームの市場が大きい」というエントリを書きました。
この話を男女差の話と紐づけて考えてみました。もしかしたら、経営シミュレーションよりもコミュニケーション系のビジネスゲームの市場が大きいのは、経営シミュレーションの参加者よりもコミュニケーション系のビジネスゲームの参加者に女性が多く含まれているのではないかと考えたのです。
男性だけの研修、女性だけの研修というのはあまり多くありません。(女性に関してはたまにあります。)男女混合で実施されることが大半です。男女比は、業種業態にもよりますが、若手ほど人数の差が少ないように思います。年次が上がるほどに、ライフイベントなどからその比率に偏りが出てきます。また、昇進における男女差も残念ながらまだまだあるのが実態ですので、管理職研修の参加者は大半が男性というのが実感値です。(私の見たところ、外資系や一部の本当に女性が活躍できている会社はその限りではありません。)
さて、これまでの案件を整理してみると、経営シミュレーションを導入する傾向は、
- 若手よりも中堅
- 中堅よりも管理職
が明確です。男女比率とゲームの選好は符号しているように思います。
では、若手から経営シミュレーションを導入している会社はないのかと思い、当社の実績企業から数社を見てみると、
- 研究職や生産職が多く、大半の参加者が男性
- 外資系
が大半でした。一方、残念ながら女性ばかりの会社からは、当社はほとんどお声がかかっていないという現実も見えてきました。
逆に、コミュニケーション系のトナリノココロやイエナイヨ、モチベーションマジックなどは女性ばかりの会社でも人気があります。
この発見は、当社の経営を考えるにあたり、重要なように思います。「実は経営シミュレーションよりもコミュニケーション系のビジネスゲームの市場が大きい」のを踏まえると、「あらゆる人に・・・」を経営理念に掲げる当社としては対応せざるを得ません。この気づきが得られただけで交渉チカラ試しを実施してよかったと感じます。
また、交渉チカラ試しからは、更に他にも得難い発見がありました。これについても追って書きたいと思います。
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公開日: 2014年2月17日