ゲーム研修では「学び」のスコアが低くなる | ビジネスゲーム研修で人材育成を内製化 | カレイドソリューションズ

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ゲーム研修では「学び」のスコアが低くなる

当社では、研修及び体験会のアンケートをスコアリングして、経営のモニタリングをしています。その中で、低くでる指標があります。それは「学び」です。

こう書いてしまうと、カレイドソリューションズの研修はダメだといわれそうでドキドキしますが、実はこれには理由があります。

実は、「学び=つらい」という常識が、邪魔をしていることがあるんですね。

書籍「シリアスゲーム」では、こんな記述があります。

「学習とはつらさを伴うものである」という通念にも誤解がある。身体的なスキルの習得でも、知識の獲得でも、何かを学んで身につけるためには、身体や頭脳にある種の負荷をかけることが必要となる。~中略~つらさに耐えて学習目標を達成するというような「成功体験」を持つひとほど、その辛さによって学習が起きていると考える傾向がある。

 
実感としては、これは本当です。当然ながら、研修成果を提供したい企業として、この数値の低さは気に病んでいました。それで聞いてみたのです。

「参考までにお聞きしたいのですが、直近で受講した研修をいくつか思い浮かべていただいて、それと比べて、今日の研修の学びってどうでしたか?」

答えは、「高かった」でした。ちなみに、その時のスコアと、ゲーム研修のスコアを比べると逆でした。本当に面白いものです。ゲームだからといって、学べないわけではないんですね。

また、逆に、学びのスコアが高くでる場合があります。これまで何度かあり、それを類型化すると以下のような3パターンかなと思います。

     

  1. ゲームに負けたとき
  2. 先日、コラムに書きました。悔しさの価値
     

  3. ゲーム中に起こった現象について大きな議論が起こった
  4. 以前、体験会で一度ありました。いつか書きたいと思っていますが、その時は、年次によって大きな意見の差があり、そこの議論が学びになりました。
     

  5. ゲームが失敗を誘発するようになっている
  6. 昔、提供していたゲームがまさにそうです。こちらもコラムに書いてます。CSRを失敗から学ぶ
     
     

つくづく、人間というのは面白いです。

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