難しくなりがちな反復訓練型のゲームとそのうまい進め方 | ビジネスゲーム研修で人材育成を内製化 | カレイドソリューションズ

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難しくなりがちな反復訓練型のゲームとそのうまい進め方

当社が反復訓練型と読んでいるゲーム群があります。習得が難しい知識群をゲームを通じて反復し、体得するものです。

ゲーム型の研修は、

  1. ルール説明
  2. ゲーム
  3. 振り返り
  4.  

の順序で進みます。

反復訓練型のゲームは、反復するべき知識群があります。なので、事前に必ず講義が入ります。

そして、これらの知識は直観的に理解しにくいものが多いです。簡単なものだったらゲームを使わなくても良いので、どうしてもそうなってしまいます。

なので、「直感的に理解しにくい難しい内容(講義中心)」の次に「ルール」を説明するという流れになりがちです。

ルールは、学習者にとっては初めての情報ですので、そもそも難解に感じられやすいものです。

なので、難しいものを理解しようとしていたら、別な難しいものが浴びせかけられるという印象になりがちです。これはよろしくありません。

ただ、この現象は、順序を変えることで解決できることがあります。

当社のモチベーションマジックで説明したいと思います。この研修には、「マジック」という概念があります。これはやや難しい概念なのですが、これを先に教えて、それからルール説明に入ると混乱することがありました。

なので、以下の手順で進めると理解してもらいやすいことがわかりました。

     

  1. ルールを先に教えて、ゲームツールを触りながら手を動かし、ゲームの進め方を理解してもらう。
  2.  

  3. 「ルールはわかりましたね。でも、まだマジックについて説明していなかったですね。マジックを説明すればゲームが始められます。」といってマジックを解説する。
  4.  

以上のように進めると、理解の度合いが違うことがわかっています。

これを他の反復訓練型のゲームに当てはめたら、比較的うまくいくことがわかりました。よくよく考えてみると、これはよくテレビゲームである、「指示通りに動かしていたらできるようになっていた」という手法と良く似ています。

学習者にとって負荷のない導入はいつも最優先で意識すべき事です。これは今後どんどん他のコンテンツにも取り入れていきたいなぁと思っています。

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