研修はただにできないのか? | ビジネスゲーム研修で人材育成を内製化 | カレイドソリューションズ

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研修はただにできないのか?

新年あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。

今年は完全な新体制でビジネスを行うことになっており、身の引き締まる思いです。今後とも皆様のご支援を賜れれば幸いです。

ドイツ留学時代に欧州周遊を検討したことがあります。当時予算の厳しかった私は「ライアンエア」という企業のサイトを旅行代理店で紹介され、サイトを見たことがあります。

当時、ライアンエアは、欧州内なら、どこでも100ユーロという価格設定を行っていました。確か使用されていないような軍事基地などを空港代わりにして経費を抑えているというような話を聞いた覚えがあります。

最近、週刊誌や新聞や書籍で「ライアンエア」の記事をよく目にするようになりました。こんな記載があったので紹介します。

航空運賃ゼロの発想

大手航空会社が価格戦争に参戦し、多くの企業が破綻の危機に瀕した(実際に破綻した企業もある)。価格戦争はどこまで続くのか。常識的には限度があるはずだが、ライアンエアのCEOマイケル・オリアリーは、運賃が無料になる時代を思い描いている。ライアンエアではこれまで、数千席の無料キャンペーンを行ってきたが、2004年には10回に1回のフライトは無料になり、この比率は上がり続けるとオリアリーは語っている。

オリアリーは夢でも見ているのだろうか。そうではない。航空運賃とフライトの価値について、常識という壁を突き破っただけだ。オリアリーが追い求める価格モデルのひとつに、「マルチプレックス」モデルがある。これは映画館の収益モデルに似ている。映画館では、入場料ではなく、飲み物やポップコーンで利益の大半を稼ぎ出している。旅客機の場合は、座席はただにして、衛星放送やゲーム、インターネットなどのサービスの料金を徴収する。さらにオリアリーは、旅行を奨励するために、企業や自治体が航空運賃を負担し、旅行者は無料で飛行機を利用できる時代が来ると予想している。

常識論からすれば、無料や割引運賃ばかりのライアンエアはいずれ行き詰る、というところだろう。だが、同社は急成長を続けており、競合他社を凌ぐ業績を上げている。2003年半ばの営業利益率は、ブリティッシュエアウェイズが3.8%、サウスウエスト航空の8.6%に対し、31%に達している。

 
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この事例を研修業界で考えた場合、よく生命保険の会社がやっているマナーの無料講座が思い浮かびます。また、個人的には「広告」を活用することで、研修の無料化が実現できるのではないかなと思います。

タダコピというのをご存知でしょうか。 学生向けのコピー無料サービスです。収益源はコピー用紙の裏に広告を載せることによる広告収入でしょう。

学生というターゲティングがしっかりと出来ているからこそ成立するモデルともいえるかもしれませんが、企業研修もかなりターゲットは絞られているはずなので、広告媒体として”テキストの裏”は有効な広告媒体になるはずです。また、講師が話す事例なども場合によっては広告の媒体となるかもしれません。

研修は実は粗利益率の高い商売で、裏を返せば原価の少ない商売です。ここでは細かく書けませんが、弊社が将来的に研修をクライアントに無料で提供することは可能な気がしています。

弊社は講師派遣をすることを生業としていないので、これができそうなのですが、いずれこんなサービス提供を行って、クライアントに喜ばれる企業になってみたいものです。

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