面接や面談で抑えるべきフレームワーク3選と、そこから浮かび上がったコミュニケーションの「原則」 | ビジネスゲーム研修で人材育成を内製化 | カレイドソリューションズ



メンバーコラム

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面接や面談で抑えるべきフレームワーク3選と、そこから浮かび上がったコミュニケーションの「原則」

こんにちは。インターン生の越前屋彩です。
カレイドソリューションズでインターンをしながら、就活に励んでいます。

さて、当社は「フィードバック」に関する新作ゲーム「FB職人」をリリースしました。

私は前回担当したメンバーコラムでフレームワークに言及したのですが、「FB職人」を開発している中で、聞きなれないフレームワークに出会いました。

それをきっかけに、「人材アセスメント」に関連するフレームワークをまとめてみると、アセスメントに限らない「コミュニケーションの基礎」ともいえる共通項が浮かび上がってきました。今回紹介するのは以下3つのフレームワークです。

  • SBI
  • CARD
  • STAR

SBI

1つめのSBIは、

  • S:Situation(状況)
  • B:Behavior(行動)
  • I:Impact(影響)

の頭文字を取ったものです。

SBI法は米国の非営利団体CCL(Center for Creative Leadership)によって、効果的なフィードバックの手法として開発されました。

SBI法に沿って「急ぎの仕事の引継ぎをせずに休暇に入ったことを指摘し改善してもらう」フィードバックを行う場合、以下のように整理できるでしょう。
S:先週水曜、2日間お休みを取っていたとき
B:その間に対応すべき顧客とのやり取りについて引継ぎをしなかった
I:そのため、社内のメンバーに聞いてまわり教えてもらうことになった

このように順を追って具体的に伝えるのと、「この間みたいに引継ぎなく休まれると困るんだよね~」のように言うのとでは、フィードバックを受ける側の納得感が大きく変わってきます。
納得感が違えば、今後の行動への影響度合いに差が出るというのは、想像に難くありません。

STAR

2つめのSTARは、

  • S:Situation(状況)
  • T:Task(タスク)
  • A:Action(行動)
  • R:Result(成果)

の頭文字を取ったものです。

人材アセスメントの文脈では、たとえば以下のような評価の観点が出てきます。
S:プロジェクトの進捗や、そこで与えられた役割は何だったか
T:その状況の中でどのような問題が発生し、何をすべきだったか
A:被評価者は何をどのように実行したか
R:その結果、何が得られたか

ここに、D:Development(成長)を加えて、STARDとする場合もあります。

CARD

3つめのCARDは、

  • C:Circumstance(状況)
  • A:Action(行動)
  • R:Result(結果)
  • D:Development(成長)

の頭文字を取ったものです。

先ほどのSTARと内容はほぼ同じで、アセスメントの場面で用いられます。

また、類似したフレームワークにCARがあります。CARでは、Cを「Challenge(困難)」とします。
これは「採用面接で整理して伝える」方法として活用されているようです。個人的には就活生としてすぐにでも役立てなければ…!と思いました。

まとめ

一つ一つ細かく説明してきましたが、ざっくりまとめると「状況」「行動」「結果」と順序だてて話すと、人は理解しやすくなり、説得力が増すということでしょう。

また、「状況」「行動」「結果」という3つの観点は、人材アセスメントに限らず、戦略や企画のプレゼン、顧客との商談などあらゆる場面で役に立ち、ビジネスコミュニケーションの基礎となりそうだと考えられそうです。

フィードバックを学びたい方はこちら:「FB職人」商品ページ

ビジネスフレームワークを覚えたい方はこちら:「ザ・フレームワーカー」商品ページ

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