今、当社では10周年記念事業と位置付けた新規事業に取り組んでいます。本事業は、これまでの当社の活動の集大成でもあり、世の中的に変わりつつある研修の変化を捉えた大きな一手になるかなと思っております。
リリースを間近に控え、少しずつではありますが、情報をオープンにしたいと思っています。
今回は”サービス形態”について書きたいと思います。結論から申し上げると、今回の事業は研修業界でこれまでになかった「研修の定期購読」です。購読という言葉が適切かはわかりませんが、具体的には、当社から2ヶ月に1度の定期的に研修コンテンツが届きます。全て未発表の新コンテンツとなります。
具体的に何が届くのかは開けてのお楽しみです。事前に臭わすことはいたしますが、具体的に何が提供されるかは事前には完全には公開しません。このように書くと「稟議通せないよ」と思われる可能性がありますが、具体的に何が提供されるかが分からないサービスは沢山あります。例えば、新聞や雑誌が最たるものです。新聞の記事内容を事前に知ることはできません。雑誌の特集内容やコンテンツも事前に知ることはできません。また、もしかしたら研修もそうなのかもしれません。テーマや構成はざっくりと事前にわかりますが、講師がする話や手法は事前にはわからないことが多いでしょう(それが良いかは別として)。
頒布会型という表現がわかりやすい方もいるかもしれません。本事業にご参画頂いた方のみが斬新なプロダクトを手にできます。一般的な頒布会は、バイヤーの目利きで仕入れた”商”品を定期的に届けるものですが、本事業では”商”品ではなく開発した”製”品を定期的にお届けします。このため、世界のどこにもない製品が手元に残ります。更に製品が届いた後に、その製品を実体験する機会も提供し、単なる送りつけではなく、使い方やユーザーコミュニティの形成なども密に行います。(ご契約者には体験会的な場を随時提供します。)
ここまでを読んでいただくと、いくつか気になる点があるのではないかと思います。私であれば気になるという点を3点書いておきたいと思います。
まず、お酒や洋服の頒布会や新聞・雑誌の定期購読と異なり、研修のコンテンツは使う機会が限られるという点で使う場がないという懸念です。当社の3時間から1日程度のコンテンツに親しんでいる方であればあるほど「そんなに研修は増やせないしな・・・」と思われると思います。ただ、ご安心下さい。今回の研修コンテンツは3時間から1日ではなく「1時間」という縛りをかけて開発しています。なので、既存の研修のどこかに入れ込んだり、簡単な会議やワークショップやアイスブレイクなどでも機動的に実施できます。これは、最近急速にうごきつつある「マイクロラーニング」の流れを汲んだものです。
次に、当社の「レンタル」に親しんでいる方であれば権利の扱いが気になるのではないかと思います。今回は「買取」です。つまり1度ご購入頂いたら以降ずっとお使いいただけます。契約期間だけ利用する権利があり、参加してもしなくてもお金だけはかかるというサービスとは一線を画し、必ず手元にモノが残ります。更に本事業は、どんなものか分かりにくい本事業にご参画頂いたイノベーター層の方々への感謝を込めて「特別価格」で提供します。つまり、後から内容を知って「ほしい!」と思っても、残念ながら大幅に高くなります。頒布会は、大量仕入れによって価格を抑えることを実現するビジネスモデルですので残念ですが、個別対応については同じ価格での提供はできないのです。価格については、当社と既にお取引のある皆様には郵送にて企画概要をお送りしますのでご覧いただければ幸いです。また、お取引がなくても「ほしい」と仰っていただければ、情報開示日に届くように資料をお送りします。
最後に、送付されてくるテーマがどうしても気になる方も多いと思います。今回お作りするのは、研修業界で15年顧客のニーズを聞き続けている私が目利きをした研修テーマであり、かつ過去に開発してほしいという企業ニーズがあったものを中心に提供しています。この目利きについては、当社がこれまでに提供してきたサービスをご覧いただき、「ありそうでなかった」「狭間の領域を選ぶセンス」のようなものをご信頼いただくしかありません。ただ、お会いした方には「こんな感じ」というのは一部お伝えできるので、面談などの際に是非聞いて下さい。本事業は3シーズン(18コンテンツ)行う予定なので、今シーズンに必ず入るかはわかりませんが、ざっくりとはお伝えできるのではないかと思います。ちなみに、本新規事業は今回の新規事業に含まれるコンテンツを使って作ったことは付記しておきます。
関連リンク
10/24 "研修を購読する"の謎を解く!?新事業説明会第2回
公開日: 2017年9月5日