先日、ビジネスゲーム研修の対象層についての質問を受けました。
ビジネスゲームといっても色々と種類があるのですが、昨年それを整理して講演会でお話ししたことがあります。
「ゲームだから若手向け?」
「経営シミュレーションだから管理職向け?」
など、色々とご意見がありますが、当社の実施事例をゲームの種類ごとに集計したところ、以下のような結果となっていました。
★パターン1:経営シミュレーションゲーム
- 若手より中堅、中堅より管理職層や次世代リーダー層の実施が多い
- 若手で実施する場合は・・・
- 研究職・生産部門など男性参加者が多い
- 外資系企業に多い
- 逆に女性比の高い企業では若手での実績少ない
★パターン2:コミュニケーションゲーム
- 年次に関係なく実績豊富
- 男女費による傾向の差は大きくない
- 全社のイベントでの実施も多い
経営シミュレーションよりもコミュニケーションゲームの方が裾野が広いことがわかります。
経営シミュレーションは、次世代リーダー育成で経営について学ばせたいとか、後継者を育成したいとか、管理職に経営的な視点を身につけさせたいというニーズにはぴったりはまるかと思います。(提供しているベンダーさんがたくさんあるので、体験会に多くの方にご参加いただくのが大変なのですが意義深いのでこちらも拡充していきたいです。)
当社は研修の内製化を支援する会社です。
このため、経営を学ぶというと「教えられない」とか「上の年次が相手だと厳しい」とか「外部の先生を呼ぶべき領域だ」いう声をいただくこともあります。ただ、ゲームは「教えない」のが特徴で「参加者が学ぶのを支援する」のが登壇者の役割ですので、すんなりできてしまいます。もし、そうした固定概念で諦めていることがあるようであれば、ぜひ体験会に参加して「できそうだ」という実感を持っていただければと思います。
(本コラムは、2016/8/30の弊社メルマガを一部加工し、転載したものです。)
カテゴリー: ビジネスゲーム考 ,代表コラム ,当社の経営を考える
公開日: 2016年10月4日