見落とされがちな「知っていて当然」 | ビジネスゲーム研修で人材育成を内製化 | カレイドソリューションズ

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見落とされがちな「知っていて当然」

9月1日よりインターン生を2週間に亘って受け入れました。就職活動の経験のない学生を長期間で受け入れたのは初めてだったのですが、様々な発見がありました。

当たり前と言われるでしょうが、「知らないとできない」について深い洞察を得た気がします。社会人教育をやっていると、既にそれなりの知識や経験を持っているという前提がありますが、全く知らないとどんな優秀な人材であったとしても「できる」にならず、傍から見ると「できない」ように見えてしまいます。できないのは「能力がない」のではなく「知らない」だけであり、教えることでみるみるうまくいくという経験は「気づき」を提供している会社なので久々の感覚で、その大切さを噛み締めています。

それを考えていたときに、昨年書いた「3つの経営シミュレーションで経営者育成!?」というコラムを思い出しました。

ここでは、いきなり経営シミュレーションをやるのではなく、まずは知っていて当然と思われがちな数字や意思決定のことを先にやっておくべきだということを書いています。

経営者育成の起点となる”パースペクティブ“というビジネスゲームで会計と意思決定を学び、その後、「入り口に立った」強い社員が競争する場として経営シミュレーション(当社ではシンセサイザー)が相乗効果が働く育成方法のように思います。

課長だから知っているに決まっている、経験豊富だから分かるだろう、と考える時点で危険なのです。

何事もそうなのかもしれませんが、引き出しがないところに気づかせようとしても徒労に終わるのかもしれません。

今、気づかせたいと思っている領域について、「何の知識が前提となっているのか」を考える必要もあるなと感じました。

(本コラムは、2016/9/21の弊社メルマガを一部加工し、転載したものです。)

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