流儀として参加者を放置する | ビジネスゲーム研修で人材育成を内製化 | カレイドソリューションズ

代表コラム

COLUMN

流儀として参加者を放置する

このところ、体験会を頻繁に実施するようにしています。

体験会に参加して頂いたお客様にご意見を伺う中で自分たちの振る舞いに非常に強い傾向を感じたので、書き残しておきます。

私たちは体験会ではかなりお客さまへの介入を少なくしています。

お断りしておくと、私たちは決してどのような場面でも介入が少ないわけではありません。私が研修に招かれて登壇するときは、体験会のときと比べて介入は多めです。

では、どうして普段しないことを体験会で行うかを少し説明した方がよいかなと思いました。

「日常的に介入することを是とする人が多い場では、介入しないことで場を作れることを示したほうが価値が高い」と考えています。

一般的に、人は話したがりでおせっかいです。特に教育分野においては経験が豊富であればあるほど饒舌に語りたくなってしまいます。

多くの人は教育とは教え込まれるものであるという教育体験をしてきています。そのため、同じように研修の参加者に教え込もうとしてしまう傾向があります。

このため、私たちは役割行動としてあえて対極に振ります。介入をほぼない状態で研修運営するのです。

こうして、介入しないことでも場が作れることを示します。これと教育は教えこむ場であるという価値観がうまいことまじると、ちょうど真ん中くらいの良い場が作れます。

この結果、当社がよくいう「講師の属人性を減らし、コンテンツだけで一定の効果がでる」ことを示せているのです。

ただ、最近必ずしも教えることを是としない参加者の方が出てきていますので、そういう方には逆に教えるスタンスをとってみても良いのではないかなと感じ始めています

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