昨日、慶応大学大学院システム・デザインマネジメント研究科で「自己変革とゲーミング」というテーマで登壇する機会を頂きました。
これまで複数回実施してきたゲームデザインワークショップをかなり圧縮して実施しました。
当日は、「変数」を洗い出す作業を行ったのですが、変数の洗い出しは、私がとても大事にしているプロセスです。
肯定的な思考がモチベーションとエネルギーを高め、より良い結果を生み出す
という、ポジティブ心理学の創始者マーティンセリグマンの言葉があります。
「変数」の洗い出しでは、変えられるものしか洗い出されません。当然ですが、だからこそ変数なのです。
自分の仕事や生活などをメタに捉えて、「変えられることを考える」ため、このワークは実はかなりポジティブアプローチ的だといえます。
ゲームを考えることでポジティブになれるという話をしましたが、こういう裏付けも実はあったりします。
変えられるものを変える勇気と変えられないものを受け容れる心の静けさと両者を見分ける叡智を与えたまえ(ラインホルト・ニーバーの祈り)
という有名な言葉がありますが、ゲームデザインはまさにここでいう「叡智」なのではないかと思うのです。
他にも色々とお話ししましたので、後日スライドの中から少し抜粋してコラムに書いていきたいと思います。学者ではない私ですが、やっぱり色々と整理するのは楽しいですね。
公開日: 2012年12月3日