なぜインターンを始めたのか
私がインターン、アルバイトを探すときには二つの条件がありました。
一つ目は、社会に出て働く感覚を疑似的に体験できることです。大学を卒業したらすぐに教師になろうと考えていて、それは同時に社会人としてオフィスで働くという経験をしないで、将来社会に出ていく生徒の成長に携わるということを意味しています。そのことに、違和感を持っていたため、社会人と同等の環境でオフィスワークを経験できるインターン生として働くことにこだわりを持っていました。
二つ目は、退屈な仕事ではないということです。これは、限られた大学生としての期間をルーティンワークで埋めたくないという思いから来ています。実際に、カレイドソリューションズで働く以前にもインターンを経験していたのですが、そこではルーティーンの架電を1日何十件、何百件も繰り返すだけの業務で、退屈な思いをしていました。
それらの条件を満たしてくれる会社がカレイドソリューションズでした。カレイドソリューションズは従業員の少ない会社であるため、一人一人が責任を持ってやるべきことが多く、働いているという感覚を満たしてくれる場所でした。また、私が大学で専攻する「教育系」の会社であるということも魅力の一つでした!
身についた考え方やスキルとは?
普通の大学生にとっては真新しいことばかりの職場なので、数えきれないほど多くのことが身につきます!
その中でも、日々の生活に最も大きい影響を与えている考え方を二つ紹介します。
一つ目は、目的意識です。この仕事は何のためにやっているのかと考えながら仕事をする機会に恵まれていたため、常に一つ一つのタスクに意味づけを行ってきました。そうすることで、自分が取り掛かっている仕事の重要性を再認識することができました。また、関連業務が明確になって仕事がしやすくなるなどのメリットもあり、社会人に必須のスキルと言って間違いないでしょう。
二つ目は、顧客目線です。この視点を持っていないとどんなに資料を作成しても社長からのOKサインをなかなかもらえません(笑)。そのくらい大切なことです。大学ではクオリティは特に気にせずに、期日までになんとかレポートを出しているという大学生も多いのではないかと思います。大学の提出物は自分の評価にしか影響しないため、それでも構わないかもしれません。しかし、会社でそれは通用しません。自分の作ったものが誰かのもとに届き、商品になります。そのため、お客さんに満足してもらえる質の成果物を作成することが求められます。しかし、ひとたび顧客目線を意識できるようになると、研修で使用するパワーポイントスライドであっても、研修の工程を示すカリキュラムであっても、メールの言葉遣い一つをとってもより精錬された仕上がりになりました。
なぜその考え方やスキルが身についたのか
目的意識
カレイドソリューションズで業務を遂行する上で必要不可欠だったからという一言に尽きるでしょう。カレイドソリューションズでは「これをいつまでにこんな風に仕上げてね」という具体的な指示は飛んできません。そのため、「なぜ?」と考えていなければ、やるべき仕事を発見できません。「なぜ?」と考えていなければ、求められた方向性通りに業務を完遂することはできません。「なぜ?」と考えていなければ、次々と流れてくる業務を関連付けられません。そんな環境で働くからこそ、自然と「目的意識」が身につきます。また、カレイドソリューションズが提供する研修もお客様の「目的意識」をベースに作成されているため、研修の開発や修正にかかわる工程でも「目的意識」をもって仕事を完遂する経験に携われます。
顧客目線
カレイドソリューションズでは、インターン生にもプロ意識が求められます。実際にインターン生が作成したものが顧客のもとに届き、研修として提供されます。だからこそ、言葉一つ一つから、フォントや体裁といった細かい点に至るまで研修に参加する方々にとってノイズになる箇所はないか、混乱を招く表現はないか細かく点検しました。そのような経験を経て、顧客目線に立ち、自分の業務を俯瞰することの大切さを実感しました。
入社して大変だったこと
もちろん入社当時は大変なことばかりでした。最初の数か月は何をやればいいかわからないし、何をやっても絶対に一回ではうまくいかないし、自分の仕事ぶりに満足できる日はありませんでした。しかし、できない自分に忍耐しながら、知識とスキル、それから社会人としての考え方を少しずつ育み、なんとか半年たったころぐらいには自分の仕事ぶりに満足できた日もありました。(ちなみに、毎出勤楽しみになるにはもう少し時間がかかりました(笑))
これから挑戦したいこと
2年間のカレイドソリューションズでの様々な経験や学びを得て、私は社会に出て働くというイメージを多少なりとも掴むことができました。生徒が将来社会に出て働く姿をイメージしながら指導できる教師になれるのは、ほかの教師と比べても大きなアドバンテージなのではないかと感じています。また、カレイドソリューションズで学習した知識・スキルを通して、教科指導だけではなく人間性やソフトスキル、就業観も教えることのできる教師になりたいと思っています。
皆さんもカレイドのインターンに興味がありましたら、ぜひ応募してみてください。
この記事を書いた学生
名前:鈴木 啓斗(すずき けいと)
学校:早稲田大学 教育学部
学年:学部4年
勤務期間:2023-04 〜 2025-03
学校名、学年等は当時のものです。
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カテゴリー: メンバーコラム
公開日: 2025年3月18日