4月1日に、PRtimesのApril Dreamにて以下のプレスリリースを行いました。
タイトル:研修が届きにくくて見落とされている工場の労働者に、楽しく学べる学習機会を提供します
ノンテクニカル教育の実施機会を増やすことで、工場労働者のコミュニケーション力をアップし、風通しを良くすることでエンゲージメントを高めます。
このプレスリリースは、April Dreamプロジェクトに共感し、4月1日を夢があふれる日にしようとする事業者が、やがて叶えるために発信した夢です。
企業の教育から見落とされ、エンゲージメントが低いと言われる工場の労働者をサポートしたい
日本を支える製造現場では、実は研修が十分に実施されていないのをご存じでしょうか。
- 製造ラインから人を大勢抜くことができない
- 通常の座学ではわかってもらえない
- 研修の時間が製造の原価になってしまう
- 遠方にあるために講師が呼びにくい
- 長時間の研修ができない
- 会社支給のデバイスがないからe-learningができない
といったさまざまな困難があることで、工場の労働者は、企業の教育から見落とされた存在になっています。
昨今、人的資本情報の開示の流れで、日経225銘柄のうち、2023年に統合報告書を公表した208社の47%が「従業員エンゲージメント」を公開しており、前年から倍増以上となりました。
エンゲージメントは人材の定着や生産性向上と相関がありますが、当社のお客様からは、工場単位でのエンゲージメントはとても低いというお声が寄せられています。
工場のニーズである「短時間」「少人数」「講師ではなくて社内講師で」「座学でなく体験型」といったニーズには対応できる研修事業者が多くありませんでした。
一方、当社は、研修内製化×ゲームを切り口に長年サービス提供をしてきました。このため、工場内教育のニーズととても強くマッチするのです。
少人数、短時間、内製のサービスを工場向けにカスタマイズし、紙媒体で積極的告知を行っています
当社は、2013年頃から工場での人材育成に着手し、その難しさを実感しました。その後、工場のニーズにも応えられる短時間・少人数対応可能なコンテンツを2018年から2019年にかけて12種リリースし、足場固めを行いました。その後、コロナ禍を経て、工場におけるエンゲージメント低下の低下を解消するための活動を開始し、事例を工場向けにし、より短時間で実施できるようにカスタマイズを進めてきました。
研修というと人事や人材開発部門が行うものという印象が強いかもしれませんが、工場の研修は工場の総務や安全教育、工場内プロジェクトなどの普段教育を専業とされない方々が行うことが多いものです。このため、インターネットでの宣伝が効果を発揮しにくいのが実際です。
このため、マーケティングのあり方を抜本的に見直しました。
当社のインターン生が手作業で日本全国の地図を見たりして住所を記録し、郵送で資料送付をするなど、手作業での取り組みを行ったり、紙媒体である新聞広告をあえて行いました。
また、専門誌に寄稿するなどしました。
その結果、徐々に反響が増え、今年は工場の教育に関する商談も昨年と比べて10倍以上になってきて、ご紹介等も増えてきています。
工場は、地域に密着しており、とある会社で実施すると、その近隣の工場との交流会でご紹介を頂いたり、大手企業であれば、工場の教育担当者間での情報交換会で別な工場をご紹介いただいたりと、とても地道なご紹介の流れでお仕事が広がっていっています。
現在は、数千名希望の工場で多数お仕事を頂いており、数か年計画での取り組みが進んでいます。今後、この取り組みを幅広く展開することで、冒頭に掲げたように、人材開発から見落とされてしまっている労働者の方々がいなくなることを目指しています。
製造現場からエンゲージメントの低い職場を無くしたい
当初、工場向けの人材育成に注力することになるとは思ってもいませんでした。
ある時、たまたま代表の高橋の亡父が勤めていた会社を買収した化学メーカーからお問い合わせがきました。その際に、その工場におけるエンゲージメントが低いと聞き、愕然としました。家族の働いていた会社は、エンゲージメントが低くあってほしくない、素晴らしい職場であってほしいという気持ちもあり、徹底的にサポートしようと決心しました。
その後、なぜエンゲージメントが低いのかといったことをコンサルテーションさせていただく中で、本社の人事が提供する人材開発が全く届かないことがあることと、また、自社が属する研修業界がサービスの特性上全く課題解決ができていないことを確認しました。
長年やってきた研修内製化及び研修のカスタマイズや、楽しく学べる研修といったものが、工場で日々働き、日本を支えている労働者の方々のエンゲージメントを高め、日本を良くするきっかけになると深く感じ入り、この分野との出会いは運命的なものだと感じ、力を入れようと決めたのです。
今後は工場の新課題にも対応予定。導入企業の拡大も目指します
工場向けに提供できる研修ツールを整えてきました。今後は、工場内の特にベテラン層や幹部層で見られることが多い、若手の指導に関する問題点や、ハラスメント問題を解決すべく、色々な方法で告知活動を進めています。
当社の新年度となる2024年7月期では、国内20工場での導入を目指し、邁進してまいります。
関連リンク
April Dream:研修が届きにくくて見落とされている工場の労働者に、楽しく学べる学習機会を提供します
工場での事故・ハラスメント防止・離職率低下のために対人スキルを教育するソリューションの提供を開始!
カテゴリー: プレス情報
公開日: 2024年4月1日