システム思考を用いた営業研修の発掘【温故知新PJT】 | カレイドソリューションズ

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システム思考を用いた営業研修の発掘【温故知新PJT】

インシデントプロセス

当社は、営業研修などもたまに実施しています。顧客目線を基本とし、端的な会話と相手のニーズを引き出し、それに合わせた情報提供を行う型の提供のようなものが多く、これについてはいつか書きたいと思います。

さて、今回は、とある会社からオーダーを頂いて開発した少し変わった「システム思考(システムシンキング)」を用いた営業研修を紹介します。

その会社の考えとしては、営業が「営業の仕事の全体像と仕組みが把握できている」ことが起点となり、そこから数々の仕事のプライオリティを設定する必要があるというものでした。

私は、以前、システム思考を扱う大学院で講演などもしたこともあり、また、複雑なゲーム開発は大抵システム思考を用いることもあって、多少なりともシステム思考にはなじみがあります。自分の特性としても仕組みの把握と先読みが得意なので、この案件は向いた案件でした。

システム思考はかなり奥深いものですが、個人的にはその一要素である「因果ループ図」が循環する関係性を表現できるため、仕組みを表現するのに適していると感じています。

因果ループ図は、要素と要素を関係でつなぎます。

仕組みとは

次に、矢印に強化か弱化の+/-の関係を追加します。(以下はアマゾンの例です。)以下は強化ループの例ですが、それ以外にバランスループもあります。

因果ループ図

そして、要素を増やしてどんどん線でつないでいくことで、全体像が把握できるのです。システム思考は、多少難しいですが、共通言語化されるとかなり役立つため、将来的に俯瞰して物事を見ることが想定される方が多い職場では必須のスキルではないかと感じています。

本当は、この会社さんの因果ループ図も出したいのですけれど、守秘があるので、ここまでにしておきます。

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