アルティメットチョイスの秘密その2 何が究極か? | ビジネスゲーム研修で人材育成を内製化 | カレイドソリューションズ

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アルティメットチョイスの秘密その2 何が究極か?

「究極の選択」という意味を持つ内定者研修「アルティメットチョイス」をリリースしました。

以前とある会社さんの案件を開発するプロセスで強く意識するようになった「葛藤」。

この葛藤をふんだんに盛り込み、葛藤状態の集大成ともいえるのが、このコンテンツです。

すべてを書いてしまっても、購入頂く方に申し訳ないので、代表的な葛藤状態を書いてみたいと思います。

学びのポイントは、

  • 会社の利益という視点を持つ
  • コスト感覚
  • 情報共有の重要性を知る

です。

前回書いた仕組みに、「コスト」という概念を付与するのにかなり苦労しました。

長期間にわたる議論の末、

  • 固定費:課題が解決されるスピードが遅いほど、固定費が重くのしかかってくる。
     

  • 変動費:あらゆる行動には費用がかかる。
     

  • 売上:何人のメンバーが携わったかによって一人あたりの売上、全体の利益が変わる。

という仕組みが乗っかりました。

1つ目の葛藤:誰を残すか

個人が優秀賞をとるためには、いろいろと動き回って、案件に絡む必要があります。これが曲者で、この個人の利己的な行動が、コスト圧迫の要因になったりします。更に、分け前をたくさんもらうためには、誰かに移動してもらう必要があります。ここで誰に涙を飲んでもらうのか、状況などを踏まえて、納得ずくで移動して貰うのかなど、悩ましい状態が生まれます。

2つ目の葛藤:何に払うか

また、コストを払いたくない個人の葛藤も同じように生まれます。お金を払いたくないので、静観したいというメンバーがいると、全員がお金を払うというアクションが成立しにくくなります。

例えば、情報共有なんてお金のムダだという価値観を持っている人が一人でもいると、非常にゲームは困難になってしまうのです。

3つ目の葛藤:会社か自分か

後半で発生するのが案件成立の葛藤です。

点数の中間発表を行うのですが、この結果によっては、「勝ち」を強く意識するメンバーが現れます。勝つためには、案件を一定数こなしていることだけではなく、多くのテーブルを移動している必要があります。(これは、「巡回セールスマン問題」といって、効率的移動を考えさせるということにも活用できます。)

彼らが激しく移動することによって後半は案件が成立しにくくなります。

案件が成立しないということは時間が余計にかかるということですので、会社の利益は減少していくのです。

点数が欲しい、でもまわりから移動するなといわれるという葛藤状態です。

どうでしょうか、かなり悩ましい状態が想像できるでしょうか?

この研修では、意思決定項目はわずか4つというシンプルさを持ちながら、この他にも様々な葛藤状態を仕込んであります。

体験会はまだまだ募集中ですので、ご興味のある方はお申し込み下さい。

(2009/10/22追記 締め切りました。)

社会人へのマインドセットゲーム「アルティメットチョイス」

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