弊社の経営理念は、
あらゆる人に良質な啓発の機会を
移り変わる環境にさまざまな答えを提供します
です。
創業前に考え抜いた結果、ある日突然閃くように思いついた理念なのですが、よく聞かれるので、自分なりにこの理念を定めた理由を改めて考えてみました。
Q&A形式で答えてみたいと思います。
Q.「あらゆる」人を対象としているのはなぜなのですか?
A. 私はあまり教育熱心な会社に在籍したことがなく、前職の会社に入社するまでは、教育研修を商売としている会社があり、それがまっとうなビジネスとして存在できることなどしりませんでした。そして前職で仕事をしながらいろいろな競合や大手から中小までの人事部門の方々とお会いするなかで、以下のことに気付きました。
- 多くの研修会社は大手企業をターゲットにした講師派遣業で、中小企業へはあまり営業をしていない。
- 中小企業は社員数が少ない。このため外注すると一人当たりのコストが高くなってしまい、OJTに頼らざるをえない。
- 大手でも、部門や年次によっては研修の対象とならない社員がいる。
- 教育へ投資しない/できない業界が存在する。
この「教育が受けられない社員が存在する」という現実を目にして、自分のミッションの一つは、上記のような様々な理由で発生している教育格差を埋めることなのではないかと思いました。
それで、創業メンバーの山本と考えながら企画したのが、幻のビジネスゲーム「カレイドスコープ」です。このゲームは、カレイドスコープ(=万華鏡)をつくるプロセスで、少人数でビジネスの基本が抑えられることを意図したゲームだったのですが、原価がかかりすぎることと、万華鏡をつくるのが、研修としては面倒という事情があり、形にはなりませんでした。
ただ、上記のような考え方はずっと持ち続けており、今は形を変えて、ビジネスゲーム・テスト・ケーススタディ・差別化事例などのサービスとなっています。これらは、少ない投資で多くの社員に教育をリーチさせることができるもので、上記のような問題を解決できるのではないかなと思います。
Q.「良質」とはどういうことですか?
A.単純にきちんと作られていることです。何を当たり前のことをという人もいるかもしれませんが、いろいろなコンサルタントと名乗る人たちが持ち込んでくるコンテンツは、論理破綻していたり、「てにをは」がへんてこだったり、主述が一致していなかったり、流れがなかったりと、正直「これは・・・」と目を伏せたくなるものが多いというのが実態です。
そして、このようなコンテンツを使って研修をしている人たちが生活できているということは、少なくない企業がそれを購入しているのだと思います。弊社は、そのようなコンテンツを駆逐して、良質なコンテンツを広めていき、この業界の質を高めていきたいと思っています。
「移り変わる環境にさまざまな答えを提供します」
という部分にもいろいろな思いを込めています。
Q.移り変わる環境と当たり前のことをわざわざ入れているのはなぜですか?
A.環境が変化するのは非常に当たり前のことです。しかし、実態として、研修は前年踏襲ということをやり続けている会社が多いようです。前年踏襲を続けた結果、10年間同じ研修会社、同じコンサルタント、同じテキストで、同じ研修を行っている会社があるというと驚かれますが、これは決して珍しい話ではありません。もちろん同じ内容を継続的に続け、社内の共通言語を築きあげていくことは大切ですし、変わらない普遍的なこともあります。
しかし、確かに一年一年の変化はさほど大きくないかもしれませんが、10年となると人事のトレンドも大きく変化します。この「移り変わる環境」に、「さまざま」なサービスを提供することで、そのバリエーションは無限に広がりを見せるはずです。
これを実現するために、弊社は「クリエイティブ」「イノベーティブ」をキーワードにして、様々な新しい取り組みを進めていきます。
公開日: 2008年8月7日