「トナリノココロ」という内定者研修向けのヒューマンスキルを学ぶビジネスゲームコンテンツをリリースします。
本コンテンツは、もう少し、今のコンテンツラッシュが落ち着いてからリリースする予定だったのですが、いきなり売れてしまったので、超特急で開発を進行中です。
トナリノココロは、以前書いた通り、「対人関係」「コミュニケーション」を学びの中核要素とした研修です。
これまでに作ってきたコンテンツは、仕組み理解をするものがほとんどだったので、今回はやや異色のコンテンツになります。
トナリノココロ開発秘話・・・という程のこともないのですが、少し苦労した部分で面白いところを書こうと思います。
どうやったら3時間に収まるのか!
このコンテンツは、多くのゲーム型研修のように、1回やって「さぁ、気付きはなんですか?」というものではなく、ゲームを全部で3回繰り返します。しかし、3時間という研修時間の中で、ゲームを3回実施し、かつ中間振り返りやルール説明をきちんとやろうと思うと、1回のゲーム時間は、2~30分程度にしないと厳しいのです。
この部分はかなり苦労しました。ルールの簡略化、時間配分など、いい学びになったと思います。
3つの仕組み
第一の仕組み「コンプリメントストーン」
参加者は、議論し、その議論の中での行動を相互評価して、自分のポイント(石)を相手にわたします。この評価の蓄積が、各自の評価の基準点となります。加えて(減じて?)、会社全体の問題解決に時間がかかっている場合は、減点があります。個人評価に会社業績によって係数がかかるイメージです。この仕組みが今回一番気に入っているところなのですが、良い人には、評価が集まります。逆に良いと思われない人には、評価が持ち出しになってしまうのです。初めは差がつかないですが、数ターン実施すると、明らかな差がでてきます。これが厳しい点です。
第二の仕組み「交渉」
更に合意形成のプロセスの中で、自分のポイント(石)を交渉材料にできます。石をうまく使うことで、交渉を有利に進めることができ、かつ、「石全体の数はあなたの人格を否定するものではないよ」というオブラートをゲームに盛込むことができました。
但し、実際には、もつものは、交渉材料が多くなるので、格差は開いてしまうのですが。。。(このあたりがとってもリアルです。)
第三の仕組み「イニシアティブストーン」
これは主導権を得る、つまり議論における発言権を得るためには、テーブルの石を持たなくてはいけないという仕組みです。この石をつかみに行く姿勢がないと、「発言なし」になりますし、ずっと握りしめていると、『カラオケでマイクをはなさない』と評されることになります。この石があることで、普段はあまり気付かない「コミュニケーションスタイル」に気付くことができ、あまり極端なスタイルでは支持が得られないということがわかるのです。
こんなに厳しくて大丈夫?
このコンテンツは良い意味で「厳しい」研修です。人によっては、かなり厳しい現実を突きつけられて泣いてしまうかもしれないと思います。当初案では、確実にガラスのハートをもつ人は泣いてしまいそうでした。
この厳しさを盛込みつつも、「どうやったら後味の悪くないものにするのか」にかなり神経を使いました。上述の「交渉」の仕組みもそうですし、その他「グッドフィードバックシート」「コンプリメントストーンの基本ルール」というのを入れました。
詳しい内容は触れませんが、相手に継続的によいフィードバックを与え続ける経験をし、逆に与えられる経験をすることで、「トナリノココロ」が分かるようになるのではないかと思います。
以上完成目前の本コンテンツは、11月7日にリリース予定です!
お楽しみに!
カテゴリー: 開発裏話
公開日: 2009年10月28日